2020年度、地域別最低賃金の額が公表されました

厚生労働省は、2020(令和2)年度の地域別最低賃金の額を公表しました。

今年は、新型コロナウイルス感染症の影響もあり改定せずに「据え置き」とする都道府県もあります。

┃2020年度、地域別最低賃金

2020年度の地域別最低賃金は、全国平均で902円、前年度と比較すると1円の上昇にとどまりました。

最近数年は、「年3%の賃上げを目指す」とされており、20円~25円程度の最低賃金引き上げが続いていましたが今年度については引き上げ額が抑えられることとなりました。

なお、「据え置き」とされたのは、以下の都道府県です。
●北海道
●東京
●静岡
●京都
●大阪
●広島
●山口

┃最低賃金の確認方法

最低賃金は時間給で表示されていますが、最低賃金を満たしているかどうかは月給の正社員等にもかかわってきます。

最低賃金を満たしているかどうか確認する方法は、次の通りです。

(1) 時間給制の場合
時間給≧最低賃金額(時間額)

(2) 日給制の場合
日給÷1日の所定労働時間≧最低賃金額(時間額)

ただし、日額が定められている特定(産業別)最低賃金が適用される場合には、
日給≧最低賃金額(日額)

(3) 月給制の場合
月給÷1箇月平均所定労働時間≧最低賃金額(時間額)

(4) フルコミッション制の場合など
フルコミッションの賃金÷賃金計算期間の総労働時間≧最低賃金額(時間額)

最低賃金を下回っていると賃金未払いで労務トラブルの原因になる他、労働基準法上の罰則(罰金)が科されることがあるので注意してください。

今後、都道府県労働局長の決定を受けて10月1日から10月9日までの間に順次発効される予定です。

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*厚生労働省
地域別最低賃金の全国一覧