2021年の祝日変更┃給与計算に影響する可能性も

2021年の祝日がオリンピックの開催に合わせて変更になります。

また、祝日の変更が給与計算スケジュールに影響する可能性がありますのでご注意ください。

┃令和3年(2021年)の祝日について

オリンピック開催で2020年も祝日の移動がありましたが、オリンピックの延期に伴い2021年も祝日の移動があります。

具体的には以下の通りです。

○2021年の「海の日」・・・7月19日から7月22日に変更
○2021年の「スポーツの日」・・・10月11日から7月23日に変更
○2021年の「山の日」・・・8月11日から8月8日に変更(8月9日が振替休日)

*首相官邸
2021年の祝日移動について

┃給与計算・会社カレンダーへの影響

年間を通して会社の就業日と休業日のカレンダーを作成しているような場合で祝日を休日にしている会社は、以上の祝日変更を忘れないように気を付けてください。

さらに給与計算のスケジュールについても見直しが必要な場合があります。

○7月25日支給の給与計算
2021年については、
7月22日【海の日】
7月23日【スポーツの日】
7月24日(土)
7月25日(日)
以上のようになるため、支給日が金融機関の休業日の場合に支給を前倒ししている会社では、7月21日が支払い日となります。

毎月20日締め/当月25日支給としているような会社では、給与計算に充てられる日が実質1日しかありません。

○8月10日支給の給与計算
8月7日(土)
8月8日(日)【山の日】
8月9日【山の日の振替休日】
以上のようになるため、遅くとも8月6日には給与計算を確定させる必要があります。

┃給与計算スケジュールの変更

2021年に限らずGWや年末年始等、給与の締切日から支給日までの間隔が10日以内しかないと給与計算スケジュールがタイトになりがちです。

これから起業したり従業員を雇用したりということを考えている場合には、最低でも締切日から支給日までの間隔を15日間は、空けると良いでしょう。

現状で締切日から支給日までの間隔が10日以内しかなく不便を感じている場合は、これから給与計算のスケジュールを変更することもできないことはありません。

その際には、従業員への影響の確認、影響の緩和措置、就業規則(賃金規程)の変更、給与計算システムの設定等が必要になります。

さらに、「締切日を変えるのか」「支給日を変えるのか」によっても対応が異なってくるので注意が必要です。

*関連記事
・国民の祝日と休日
・企業によって異なる4月30日・5月1日・2日の取り扱い

*首相官邸
2021年の祝日移動について

*内閣府
「国民の祝日」について

24時間受付 WEBからのお問い合わせはコチラ

お問い合わせ