厚生労働省では、雇用関係助成金について不正受給をした事業主、関与した社会保険労務士の氏名などを公表しています。
不正を行った代表者が関与した他の事業、社会保険労務士が関与している他の事業についても一定期間、助成金の申請ができない等のペナルティがあるので注意が必要です。
広島労働局公表(令和2年2月7日)
会社名:有限会社 藤和工業
代表者:代表取締役 小山 亮
不正の内容:
申請に伴う提出書類に虚偽の記載をし、助成金を不正に受給しようとしたもの。
関与した社労士:大本 誠
不正の内容:
提出書類に虚偽の記載があることを知りながら黙認し、提出代行を行ったことによるもの。
対象となった助成金は「人材開発支援助成金」といういわゆる研修系の助成金です。
研修系の助成金は、「やっていない助成金をやった」と虚偽の書類を作成して助成金申請をするケースが後を絶ちません。
行政機関としてもこうした不正受給事案には、目を光らせています。
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※厚生労働省
不正受給に関する公表