60歳以降の厚生年金被保険者について、受給する年金額と給与等の月額を合算して一定額以上になる場合に年金額の一部が支給停止になる在職老齢年金。
60歳以上の労働者の就労意欲を奪うとも言われており見直しが議論されています。
在職老齢年金制度の見直し
11月13日に開催された第14回社会保障審議会年金部会での在職老齢年金制度の見直しに関する議論の結果、次の案で概ね了承されました。
2020年の通常国会で議論が進められる予定です。
【見直しの方向】
○ 65歳以上
支給停止基準額を47万円から51万円に引上げ
○ 60~64歳
見直し後の65歳以上と同じ51万円に引上げ
この通り法改正が進められれば、年金の支給停止対象者が約41万人から約32万人に減少する見込みです。
※厚生労働省
第14回社会保障審議会年金部会