過労死防止の重点業種とは┃令和元年版「過労死等防止対策白書」

2019年10月1日、政府は<令和元年版「過労死等防止対策白書」>を閣議決定し、公表しました。

過労死等防止対策白書では、日本における過労死や長時間労働、それに伴うメンタルヘルス対策の現状についての分析結果や取り組みが示されています。

過労死等防止対策白書

過労死等防止対策白書は、次のような構成で過労死や労働時間制度の現状について分析、公表しています。

第1章 労働時間やメンタルヘルス対策等の状況
1 労働時間等の状況
2 職場におけるメンタルヘルス対策の状況
3 自殺の状況

第2章 過労死等の現状
1 過労死等に係る労災補償の状況
2 国家公務員の公務災害の補償状況
3 地方公務員の公務災害の補償状況

第3章 過労死等をめぐる調査・分析結果
1 重点業種・職種の調査・分析結果
(1)建設業の調査・分析結果
(2)メディア業界の調査・分析結果
2 認定事案の追加収集・分析結果

第4章 過労死等の防止のための対策の実施状況
1 労働行政機関等における対策
2 調査研究等
3 啓発
4 相談体制の整備等
5 民間団体の活動に対する支援

追加された2つの重点業種・職種

今回の過労死等防止対策白書では、「建設業、メディア業界」が新たに重点業種・職種として追加されました。

従来の重点業種・職種は、自動車運転従事者、教職員、IT産業、外食産業、医療の5種類です。

こうした業種・職種は、長時間労働になりがちであると考えられるので注意が必要です。

その他、過労死等防止対策白書については厚生労働省のホームページを確認してください。

※厚生労働省
令和元年版過労死等防止対策白書

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