2019年6月4日、厚生労働省から「平成30年度雇用均等基本調査(速報版)」が公表されました。
この中で「育児休業取得者の割合」が公表されています。
育児休業取得者の割合
女性 : 82.2% (対前年度比 1.0ポイント低下)
男性 : 6.16% (対前年度比 1.02ポイント上昇)
この結果だけを見ると「男性の育児休業取得率」が年々上昇しているように感じます。
ただし、今回公表されたデータにおいて現段階の<速報値>では、「男性が育児休業を取得下日数」までは公表されていません。
男性の育児休業取得日数
今回公表された「平成30年度雇用均等基本調査(速報版)」では、育児休業の取得日数までは公表されていません。
過去、2017年度のデータを見ると「平均して約10日」程度、という結果もでています。
また、企業が男性社員に育児休業を取得させることで助成金の対象になる<両立支援等助成金(出生時両立支援コース)>が男性の育児休業取得率上昇の要因の一つと考えることもできます。
しかし、<両立支援等助成金(出生時両立支援コース)>を申請する場合、最短5日(大企業は14日)の育児休業を取得するだけで助成金の対象になってしまいます。
このように男性の育児休業取得日数のボリュームゾーンが5日~10日前後ということを考えると男性の育児休業の取得が普及するのは、まだまだ先になりそうです。