退職代行の利用はクズ・頭がおかしい?ありえないと言われる理由を解説

数年前から人気を集めている退職代行サービス。
しかし、その利用に対してネガティブなイメージを持っている方も多く、時には「退職代行を使う人はクズだ」「頭がおかしい」といった意見も耳にします。
退職代行を使いたいと思っているけれど、誰に相談すべきか分からず悩んでいる方も少なくないでしょう。
実際、退職代行を利用する方の多くは、厳しい職場環境に耐えられず、最後の手段としてこのサービスを選んでいます。
そんな状況で退職代行を使ったにも関わらず、世間の偏見や風当たりが強ければ、さらに心が痛むことになります。
- 退職代行の利用はクズでも頭がおかしいわけでもない
- クズと思われないためにも仕事の引継ぎを丁寧に行う
- 自分の健康やキャリアを大切にしよう
サービス名 | 退職代行jobs | 退職代行EXIT | 退職代行ガーディアン |
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料金 | 29,000円 | 20,000円 | 24,800円 |
運営元 | 民間企業 | 民間企業 | 労働組合 |
おすすめな人 | 即日で退職したい人 | 安く利用したい人 | 信頼性を重視する人 |
公式サイト | 退職代行jobs | 退職代行EXIT | 退職代行ガーディアン |
今回は、退職代行の利用を迷っている方に向けて、実際の世間の声や背景をご紹介します。
退職代行はクズ・頭がおかしいと言われる理由

退職代行に対してネガティブなイメージを持つ方の多くは、テレビやWEBサイトでセンセーショナルに取り上げられる情報を通じてその印象を持っていることが多いです。
実際、退職代行を利用したことのない会社の方や、職場で楽しんで働いている方にとっては、退職代行に対して悪いイメージを抱くのも理解できます。
一方で、退職代行を実際に利用した方からは「利用して良かった」といった声も多く聞かれます。
「退職代行を使う人はクズだ」「頭がおかしい」と思う人と、「退職代行を利用したい」と感じる人の間には、立場や職場環境の違いが大きいことも事実です。
- 仕事を放棄し無責任な行動に見えるため
- お世話になった先輩や同僚に対して失礼にあたるため
- 会社への損害が発生し一緒に働く人へ負荷をかけるため
まずは、退職代行に対するネガティブなイメージの理由について見ていきましょう。
仕事を放棄し無責任な行動に見えるため
正社員は、一般的に仕事への責任感が強く、途中で辞めることは無責任だと見なされ、社会的に批判されがちです。
退職代行を利用して一方的に会社を辞めることは、まるで仕事を放棄し、無責任な行動を取ったように見えることが多いでしょう。
退職の理由にどんな事情があったとしても、退職代行を利用した事実だけで非難されてしまいます。
特に、辛い状況に耐えながらも仕事を辞めずに続けることが求められるという社会的な価値観が強いため、「途中で投げ出すのはプロとしてふさわしくない」と感じる人も多いのは事実です。
そのため、退職代行を使うことに対して抵抗を感じる方は多くいます。
お世話になった先輩や同僚に対して失礼にあたるため
たとえパワハラやモラハラで職場環境が厳しかったとしても、お世話になった先輩や同僚がいることでしょう。そうした人たちに対して、退職の挨拶をせずに一方的に辞めることは、失礼にあたると言えます。
退職代行を利用することによって、周りへの感謝や気遣いが足りないと見なされることがあります。特に、長い時間を共に過ごした同僚や上司には、辞める理由に関わらず一言感謝を伝えることが大切ともいえます。
会社への損害が発生し一緒に働く人へ負荷をかけるため
突然仕事を辞めると、会社に損害が発生するだけでなく、一緒に働く同僚にも大きな負担がかかります。
退職後、その仕事を誰かが引き継がなければならず、後任を採用するための時間や費用も必要になります。
特に業務の進行に支障が出るような重要な役割を担っていた場合、その影響は大きく、チーム全体に負担を強いることになります。
退職代行を利用すると、こうした会社や同僚への負担を考えず、自分の気持ちだけを優先して辞めるように見えてしまうことがあります。
クズや頭がおかしいと思われないための退職代行の使い方
退職代行を利用すると「クズだ」「頭がおかしい」と思われる人もいれば、理解してもらえる人もいます。退職時の相手への気遣いや準備が大きな差を生みます。
もし辞めた会社の人にどう思われても気にしないのであればそれでも構いませんが、少しでも心残りや気になることがある方は、丁寧に退職することをおすすめします。
退職代行の目的は、いきなり辞めることだけではありません。事前に準備をし、周りへの影響を最小限に抑える方法もあります。
- 引継ぎ資料を用意する
- 会社の先輩や人事に事前に相談しておく
- 会社以外の人に退職代行を利用したことは話さない
まずは、退職代行の使い方のポイントについて見ていきましょう。
引継ぎ資料を用意する

引継ぎ資料は丁寧に作成することを心がけましょう。
あなたの業務を引き継ぐのは同僚や上司になるはずです。丁寧に作られた資料を見れば、周りの人たちは「この人は周囲を考えて辞めていったんだな」と気づいてくれるでしょう。
また、引継ぎ資料をしっかり作成することで、無駄に自分を責めることなく、心置きなく会社を辞めることができます。
たとえ会社に対する憎しみやマイナスの感情があったとしても、引継ぎ資料は丁寧に作ることが大切です。
ただし、引継ぎ資料を作るのが難しい状況や環境の方もいるかもしれません。その場合でも、業務に支障が出ないようにできる範囲で資料を作成するよう心がけることが大切です。
会社の先輩や人事に事前に相談しておく
退職代行を利用する方がすべての人と人間関係が悪いわけではないでしょう。
仲の良い同僚や気にかけてくれた先輩や上司もいると思います。そういった話しやすい人には、事前に退職を考えるほど悩んでいることを打ち明けておきましょう。
もし何も話さずに一方的に退職代行で辞めてしまうと、「いろいろと気を使ってあげたのにお礼もなく辞めていった」とネガティブな印象を持たれてしまうかもしれません。
事前に悩んでいることを伝えることで、軽い気持ちで退職代行を使ったのではなく、無責任に辞めたわけではないことを理解してもらえるでしょう。
たとえ全ての人に理解されなくとも、一部の人に理解してもらえれば心の整理もつけやすくなります。
また、退職代行を利用した後も会社の一部の人と連絡を取っている方もいます。引継ぎ等におけるトラブルにも対応できるため、一部の人と関係性を保っておくことがいいでしょう。
会社以外の人に退職代行を利用したことは話さない
会社のことを友人に相談する際、退職代行を利用したことを話すこともあるかもしれません。
しかし、できるだけ退職代行を利用したことは話さない方が良いでしょう。
話が独り歩きして、予期しない人に知られてしまうこともあります。退職代行に対してネガティブなイメージを持つ人もいるため、注意が必要です。
家族や信頼できる限られた人にだけ相談するよう心がけましょう。
退職代行のイメージを気にする方が知っておきたいポイント
退職代行を利用する際に躊躇するのは、やはりその悪いイメージです。
「退職代行を使うなんて社会人として失格だ」「他の会社でもうまくいかないだろう」といったネガティブな気持ちが強くなることもあります。
しかし実際には、退職代行を利用する人は多く、そのサービスが多くの人を救っている面もあります。退職代行のイメージを気にする方に、知っておいてほしいポイントを紹介します。
従業員ではなく会社側に問題があることが多い
退職代行の利用者には問題があるというイメージが強いですが、実際には会社側に問題があるケースが多いのが実情です。
例えば、日常的なパワハラがあり、退職を伝えると罵倒されるような職場も存在します。そのような環境では、普通に辞めるのが難しいのは当然ともいえます。
一つの会社に長くいると、会社に問題があることに気づきにくいことがあります。また、退職代行を複数回利用されることもあるくらい変わった会社もあります。
退職代行を使うことに関しても、会社側に問題がある場合が多いため、退職代行を利用したことを必要以上に気にする必要はないでしょう。
世代によっては退職代行は受け入れにくいサービス
退職代行は2020年代に生まれた新しいサービスです。世代によっては受け入れにくいサービスともいえます。
退職を第三者に伝えてもらうという、これまでの常識では考えにくい退職方法であることから受け入れられない人も多くいるでしょう。
特に、昭和世代や長年働いてきた方々にとっては「絶対に退職は自分で言うべきだ」と考えている方が多くいます。
若い世代には比較的受け入れられやすいものの、40代や50代の方々にとっては、どれだけ説明しても理解しづらいことがあります。
自分の健康を第一優先にしよう
責任感が強い人ほど、退職代行などのサービスを利用することに抵抗を感じます。そのため、辛い職場で働き続けてしまいます。
結果、知らず知らずのうちに体調を崩してしまうことがあります。
不安定な状態になると、自分だけでは改善が難しくなります。体からのSOSサインを見逃さず、自分の健康を最優先に考えましょう。
もし、仕事で理由もなく泣いてしまったり、仕事が怖く感じるようになった場合は、早めに対策を取ることが大切です。
自分のキャリアを大切にしよう
退職代行の利用を考えるほど追い詰められていると、周りが見えなくなってしまうことがあります。
しかし、社会人としてのキャリアはこれからも長く続きます。
辛い環境で無理に働き続けて力を発揮できずに苦しむよりも、環境を変える方が良いでしょう。
会社はたくさんあり、選ぶ会社によってキャリアも変化します。自分を大切にしてくれる人たちがいる会社で働く方が、ずっと幸せになれるはずです。
退職代行を使ってもいいケース
退職代行を利用するかどうかは大きな決断が必要ですよね。誰に相談できず悩んでいる方も多いと思います。
どんな状況であれば退職代行を使ってもいいのか具体的にご紹介します。
家に帰っても憂鬱な気分が続く場合
家に帰っても憂鬱な気分が続く時は、体からのSOSのサインです。無理をせず、退職代行を利用して、ストレスの多い環境から離れることを考えましょう。
責任感が強いと、逃げることに罪悪感を感じてしまうかもしれません。しかし、無理を続けることで体調を崩してしまうこともあります。
リラックスできるはずの自宅でも、常に仕事のことを考えてストレスを感じていると、仕事に悪影響を与えます。ミスを引き起こす原因にもなるでしょう。その結果、悪循環に陥ってしまうこともあります。
頻繁に退職者が出る職場
頻繁に退職者が出る職場は、客観的に見て職場環境が悪いことが多い傾向にあります。
職場環境が悪い場合、自分だけで改善するのは難しいでしょう。そのような時は、退職代行にサポートをお願いするのも一つの方法です。
例えば、新しく入った社員がすぐに辞めてしまったり、新卒で入った人たちが1年以内に全員辞めてしまうような状況が続く場合、問題は会社側にもある可能性が高いです。
一つの職場でしか働いたことがないと、会社に問題があるかどうか分かりにくいかもしれません。一つの目安として、退職者の数や頻度をチェックしましょう。
過度な叱責やパワハラを受けている場合
昭和時代によくあった過度な叱責やパワハラは、現在ではコンプライアンス意識の高まりにより減少しています。
多くの企業が働き方を見直し、個人のパフォーマンスを最大限に発揮できる環境を整えています。
そんな中で、もし過度な叱責やパワハラが続くような状況であれば、退職代行を利用するのも一つの方法です。
人格を否定するような言葉をかけられると、自己肯定感が下がり長期的に見てネガティブな影響を与える可能性があるため注意しましょう。
退職代行を使わない方がいいケース
退職代行を使わずに、他の対策を試したり、少し待ってみる方が良い場合もあります。辛い職場にいると、突発的に辞めたくなってしまうのは仕方ない部分もあるでしょう。
しかし、今後のキャリアや辞めた後のことを考えると、少し時間をおいて判断した方がいいこともあります。
信頼のできる上司がいる場合
退職を考える原因の多くは人間関係に起因しています。
特に上司との関係は、働く上で大きな影響を与えることが多いです。もし、自分に合わない上司がいると、職場でのストレスが増してしまいます。
しかし、職場内で全ての人と関係性が悪いわけではなく、時には他部署の上司などが気にかけてくれることもあるでしょう。
もし信頼できる上司がいれば、その人に相談してみるのも一つの方法です。場合によっては、その上司が間に入って、職場の改善をサポートしてくれることも期待できます。
退職代行の料金を捻出できない場合
本来は退職時には費用はかかりませんが、退職代行を利用する場合、費用が発生します。正社員の場合、退職代行には約2万円程度の費用がかかります。
費用を捻出するのが難しい場合は、すぐに退職代行を利用するべきか慎重に考えましょう。退職をしてしまうと、その後の給料がなくなり、生活が厳しくなってしまいます。
一方で、失業給付金を受け取れる可能性もあるため、現在の貯金や生活費を考慮して、今すぐ退職すべきかどうかを判断しましょう。
また、少し時間をおいて貯金をしてから退職を決断するのも一つの方法です。
退職代行は誤解されやすいが社会的意義のあるサービス
退職代行は、キャッチーで印象が強いため、「クズ」や「頭がおかしい」といったネガティブな意見を持たれることも多いです。
しかし実際には本当に悩んでいる方々にとって、最後の救いとなるサービスです。
多くの人々が、職場での過酷な環境や精神的な負担から逃れるために退職代行を利用しています。
このサービスは、辞めたくても言い出せない状況にある人々にとって、社会的に意義のある重要な手段です。
そのため、退職代行を利用する際には、周囲の偏見や否定的な声に過剰に影響されることなく、自分にとって本当に必要かどうかを冷静に判断し、利用することが大切です。
サービス名 | 退職代行jobs | 退職代行EXIT | 退職代行ガーディアン |
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料金 | 29,000円 | 20,000円 | 24,800円 |
運営元 | 民間企業 | 民間企業 | 労働組合 |
おすすめな人 | 即日で退職したい人 | 安く利用したい人 | 信頼性を重視する人 |
公式サイト | 退職代行jobs | 退職代行EXIT | 退職代行ガーディアン |
退職代行のイメージに関するよくある質問
退職代行の世間的なイメージに関してよくある質問をご紹介します。
- 退職代行を利用するのは非常識ですか?
-
退職代行を利用することは、一般的には非常識だと思われがちです。
しかし、実際には退職代行を利用する人の中には、丁寧に引継ぎをしたり、なるべく迷惑をかけないように配慮している人もいます。
また、厳しい職場で働いていたため、他に選択肢がなく仕方なく退職代行を使う場合もあります。退職代行を利用する人だけでなく、会社側にも問題があることが多いため、利用者に対して一方的にネガティブな感情を持つのではなく、より中立的な視点で考えることが大切です。
- 退職代行を使われた側はどう思いますか?
-
退職代行を使われた側の会社は、まずその利用に驚くことが多いです。
しかし一方で、退職を言い出せないほど追い詰めてしまったのかと反省し、職場環境の改善を考えるきっかけになることもあります。
もちろん、無責任に辞められたと感じる経営者もおり、そのことに対して嫌な気分になる場合もあります。
- なぜ退職の意思を自分で伝えられないの?
-
「退職の意思くらい社会人なら言えるでしょう」と思う方も多いです
しかし、退職代行を使わざるを得ない人たちの職場では、上司に怒鳴られたり、時に人格を否定されることあります。
そのような状況では、退職を伝えようとしても何をされるか分からない恐怖から言いたくても退職を伝えられなくなってしまいます。