人事制度構築・運用サポート
従業員を採用するときには「就業規則」、人材を育成し会社として成長していくためには「人事制度」が必要不可欠です。
人事制度がないまま人材育成を行うのは、ゴールのないマラソンで「早く走れ」と指示を出しているようなものです。
┃人事制度がなぜ必要か
人事制度とは、【評価制度】、【役割等級制度】、【賃金制度】、【教育制度】などを合わせた総称です。
かつて人事制度は、大企業や数百名規模の中小企業など比較的大きな規模の会社のものでした。
そして、その目的は、会社内の身分や役割を決定したり、賃金の上げ下げをしたりすることが主な目的でした。
しかし、時代が変わり人事制度の役割も変わろうとしています。
日本型雇用である「年功序列型賃金制度」が崩壊し、労働力の移動が当たり前のようになると働き手となる人たちは、「正当な評価をしてくれる会社」を求めるようになりました。
今では人事制度は、会社内の身分や役割を決定したり、賃金の決定をしたりするツールではなく、人材不足に対応するための重要な役割を果たすようになってきました。
人材の流出を防ぎ、生産性の高い会社を作っていくためには、人事制度は必須のツールであるといえます。
┃成長を続ける企業になるために
人事制度は、【評価制度】、【役割等級制度】、【賃金制度】、【教育制度】これらすべてが連動している必要があります。
【役割等級制度】
まずは、役割等級を設定し、組織の中で従業員にどのような役割を担ってほしいのかを明確にします。
会社として「こうなってほしい」という考えだけではなく、従業員が「自己重要感」を満たせるものである必要があります。
【賃金制度】
次に役割に応じた待遇(給与・報酬)を決めていきます。
世間相場や同業他社との比較、会社としての労働分配率も重要ですが、「なぜその金額なのか」「なぜその手当を支給するのか」といった定義や想いが重要です。
【評価制度】
目指す役割に就くために、目指す報酬を得るためにどのような取り組みやスキルが必要なのかを示すのが評価制度です。
会社が求める人材像を具体的に思い描き、そこに近づこうとしている人に対して高い評価ができるような仕組みづくりが重要です。
【教育制度】
一人でも多くの従業員に会社が求める人材像に近づいてもらえるようバックアップするのが教育制度です。
教育に力を入れることが強い組織づくりに役立ちます。
これからの採用難、人材不足の時代に立ち向かっていくために人事制度は、就業規則と合わせて必須のツールとなります。